#242「住友ゴム、ダンロップブランド買収でグローバル展開を強化 — 株価と業績への影響を分析」

住友ゴム工業株式会社(以下、住友ゴム)は、2025年1月8日、米国のグッドイヤー社から欧米およびオセアニア地域における「ダンロップ」ブランドのタイヤ事業を約701百万ドル(約800億円)で買収することを発表しました。

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この買収により、住友ゴムはこれらの地域でのダンロップブランドの商標権を取得し、グローバルなブランド展開を強化する狙いがあります。

 

住友ゴムはこれまでもダンロップブランドの事業拡大に積極的であり、2016年12月には英国のスポーツダイレクトインターナショナル社から海外のダンロップ商標権とスポーツ用品事業、ライセンス事業を約137.5百万ドル(約161億円)で買収しています。

 

今回の買収により、住友ゴムダンロップブランドのタイヤ事業において、欧米やオセアニア地域での市場シェア拡大とブランド価値の向上を目指しています。

 

なお、グッドイヤー社は今回の売却により、事業の効率化とポートフォリオの最適化を図るとしています。

 

住友ゴムの2024年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結最終利益は前年同期比85.1%減の40.5億円となり、通期の最終利益予想も従来の410億円から10億円へと97.6%下方修正されました。

 

2025年1月8日時点での住友ゴムの株価は1,769.5円で、始値は1,720.0円、高値は1,829.5円、安値は1,705.5円でした。

 

住友ゴムは、ダンロップブランドの買収を通じてグローバルな市場展開を強化し、業績の回復と株価の向上を目指しています。

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