#165 2024年の日経平均株価 月別分析とインデックス推移

2024年の日経平均株価は、年間を通じて大きな変動を見せながらも、総じて上昇基調を維持しました。特に、AI関連株や半導体銘柄が市場を牽引し、国内外の政策や経済指標が株価に大きな影響を与えました。以下に、月ごとの動向と主要な出来事を振り返るとともに、2023年末を「100」としたインデックス値を月末ごとに算出しています。

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1月:力強いスタート

 

1月の日経平均株価は33,464円で終了し、前月比で約4.58%の上昇を記録しました。欧米での金利上昇の一服感や、AI関連需要の高まりが市場を押し上げました。特に半導体関連銘柄が好調でした。

インデックス値:104.58(+4.58%)

 

2月:バブル崩壊後の最高値更新

 

2月には日経平均株価が36,287円に達し、前月比で約8.43%の上昇。34年ぶりにバブル崩壊後の最高値を更新しました。AIや半導体関連銘柄への強い需要が続き、投資家心理を後押ししました。

インデックス値:113.40(+8.43%)

 

3月:上昇の継続

 

3月も上昇基調が続き、日経平均株価は39,166円で月末を迎えました。前月比で約7.94%の上昇を記録。AIや半導体関連銘柄が引き続き市場をけん引しました。

インデックス値:122.39(+7.94%)

 

4月:調整局面

 

4月は年初からの急激な上昇に対する調整が入り、日経平均株価は40,369円と前月比で約3.07%の上昇。米国の利下げ期待が後退し、市場に慎重な姿勢が見られました。

インデックス値:126.15(+3.07%)

 

5月:小幅な調整

 

5月は小幅な調整が入り、日経平均株価は38,406円で終了。前月比で約4.86%の下落となりました。市場は方向感を欠き、投資家は慎重な姿勢を維持しました。

インデックス値:120.02(-4.86%)

 

6月:持ち直し

 

6月には米国景気の安定感や半導体需要の回復期待が高まり、日経平均株価は38,488円で月末を迎えました。前月比でわずか0.21%の上昇でしたが、堅調さを維持しました。

インデックス値:120.27(+0.21%)

 

7月:最高値更新後の調整

 

7月は一時42,293円の最高値を記録しましたが、月末には39,583円で終了。前月比で約2.85%の上昇。米国のハイテク株の好調が日本市場を押し上げましたが、日銀の金融政策に対する警戒感が影響しました。

インデックス値:123.70(+2.85%)

 

8月:大幅な下落

 

8月は市場が急落し、日経平均株価は31,458円まで下落。月間で約20.52%の大幅な下落を記録しました。日銀の利上げ観測や円高進行が投資家心理に影響しました。

インデックス値:98.30(-20.52%)

 

9月:レンジ相場

 

9月は調整を経て持ち直し、日経平均株価は38,648円で終了。月間で約22.59%の上昇を見せ、AI関連株が再び注目を集めました。

インデックス値:120.78(+22.59%)

 

10月:小幅な上昇

 

10月には企業の好調な決算や米国経済の安定を受け、日経平均株価は37,920円で終了。月間で約1.89%の下落を記録しましたが、堅調な推移が続きました。

インデックス値:118.50(-1.89%)

 

11月:再びの調整

 

11月は、日経平均株価が39,081円で終了し、前月比で約2.70%の上昇を記録しました。米国の金融政策や景気減速懸念が市場に影響を与えました。

インデックス値:122.12(+2.70%)

 

12月:年末の持ち直し

 

12月には、日経平均株価が38,513円で終了し、月間で約1.44%の上昇を見せました。年末にかけて消費増加や企業の業績改善期待が市場を押し上げました。

インデックス値:120.35(+1.44%)

 

まとめ

 

2024年の日経平均株価は、年間を通じて多くの変動がありましたが、最終的には2023年末比で約20%上昇し、「120.35」で終了しました。AI関連株や半導体関連銘柄が主役となる一方で、日銀の金融政策や地政学的リスクが市場に影響を与えた年でもありました。

 

これらを踏まえ、投資家は来年以降も多様なリスクと成長要因を考慮した戦略を立てる必要があるでしょう。

 

 

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