2025年4月14日(月)から18日(金)までの週、日経平均株価とダウ平均株価は対照的な動きを見せました。日経平均は大幅に上昇し、ダウ平均は下落しました。以下にその詳細を解説します。
🇯🇵 日経平均株価(Nikkei 225)
週間終値:34,730.28円(前週比 +1,144.70円、+3.41%)
週間の特徴:
3月下旬からの急落(約7,400円安)の半値戻し水準である34,500円台を突破し、投資家心理が改善しました。
米国との貿易交渉が進展し、トランプ大統領が「日本との合意は最優先事項」と発言したことが好感されました。
業種別では、肥満症治療薬の好調な臨床試験結果を受けて中外製薬が17.54%上昇し、医薬品セクター全体も4.68%上昇しました。
一方、半導体関連株は軟調で、アドバンテストが2.26%、SCREENホールディングスが3.97%下落しました。
🇺🇸 ダウ平均株価(Dow Jones Industrial Average)
週間終値:39,140.88ドル(前週比 -1,070.48ドル、-2.7%)
週間の特徴:
4月16日(水)には、トランプ大統領が中国への半導体輸出規制を強化したことを受けて、NVIDIAが6.5%下落し、市場全体に影響を与えました。
4月17日(木)には、ユナイテッドヘルスが22.4%急落し、ダウ平均を527ポイント押し下げました。
S&P 500は0.1%上昇、ナスダック総合指数は0.1%下落と、指数間でまちまちの動きとなりました。
米国市場は4月18日(金)がグッドフライデーの祝日で休場となったため、週末の取引はありませんでした。
📊 総括
今週の市場動向は、日経平均が米国との貿易交渉の進展や医薬品セクターの好調により上昇した一方、ダウ平均は主要企業の業績悪化や貿易政策の不透明感から下落するという、対照的な結果となりました。
来週(4月21日〜25日)の日経平均株価の予想レンジは34,200円〜35,500円とされており、米中貿易摩擦や企業決算の本格化を背景に、様子見ムードが漂うと予想されています。
コメント