#394 レオス・キャピタルワークスのフジテレビ投資と堀江貴文氏との関係:その背景と影響

最近、レオス・キャピタルワークスフジ・メディア・ホールディングス(フジテレビ)の株式を5.12%取得し、大株主となったことが話題になっています。この動きには、堀江貴文氏との関係も絡んでおり、今後のフジテレビの経営にどのような影響を与えるのか注目されています。本記事では、レオスの投資の背景、堀江氏との関係、そして今後の展開について解説します。

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レオス・キャピタルワークスとは?

 

レオス・キャピタルワークスは、藤野英人氏が率いる資産運用会社で、SBIホールディングスの子会社です。主力商品である投資信託ひふみ投信」は個人投資家から高い評価を受けており、堅実な成長を遂げています。

 

2023年にはSBIホールディングスの完全子会社となり、2024年には「SBIレオスひふみ株式会社」へと社名を変更。これにより、SBIグループの一員としてさらに影響力を強めています。

 

フジテレビ株取得の背景

 

レオスがフジ・メディアHDに投資した背景には、以下の要因があります。

1. 安定した不動産資産

フジ・メディアHDは、多くの価値ある不動産を保有しており、それが安定した収益源となっています。このため、レオスは企業の倒産リスクが低いと判断しました。

2. 経営改革のタイミング

フジ・メディアHDは近年、業績の低迷が指摘されており、経営改革が求められています。アメリカの投資ファンドダルトン」も同社の7%以上の株を取得し、経営陣に改革を促す動きを見せています。レオスもこの流れに乗り、投資を決定しました。

3. SBIホールディングスとの関係

SBIは、かつてフジテレビの買収を試みたライブドア堀江貴文氏)と対立した北尾吉孝氏が率いる企業です。しかし、今回のレオスの投資は、当時とは異なり、むしろ堀江氏と協力する可能性が指摘されています。

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レオスと堀江貴文氏の関係

 

近年、レオス・キャピタルワークス堀江貴文氏の関係は強まっています。

1. CROSS FMへの出資

2024年10月、レオスの親会社であるSBIレオスひふみは、堀江氏が代表取締役会長を務めるCROSS FMに出資しました。これにより、金融教育や情報発信の分野で協力関係を築いています。

2. 共同イベント・対談

• レオスのYouTubeチャンネル「お金のまなびば!」に堀江氏が出演し、投資信託「ひふみクロスオーバーpro」の魅力を語るなど、投資の普及に向けた活動を行っています。

• 2023年10月には、レオス主催の「ひふみ目論見倶楽部」で藤野氏と堀江氏が対談。未来の投資戦略について議論しました。

3. フジテレビへの影響力

レオスがフジ・メディアHDの株を取得したことで、堀江氏との連携が今後強まる可能性があります。堀江氏もフジ・メディアHDの株を取得しており、経営改革を求める動きを見せています。

 

今後の展開

 

レオスと堀江氏の関係、そしてフジ・メディアHDへの投資がどのような影響を与えるのか、今後の動きに注目が集まります。

• フジ・メディアHDの経営改革が加速する可能性

ダルトンに続き、レオスも大株主となったことで、フジテレビの経営陣に対するプレッシャーが高まると予想されます。

• 堀江氏が経営に関与する可能性

かつてライブドアがフジテレビ買収を試みた際とは異なり、今回は大株主として経営改革を促す形で関与する可能性があります。

• SBI・レオス・堀江氏の連携強化

過去に対立していたSBIの北尾吉孝氏と堀江氏が、フジ・メディアHDを巡って共闘する展開になるのか、注目されます。

 

まとめ

 

レオス・キャピタルワークスのフジ・メディアHDへの投資は、単なる株式取得にとどまらず、経営改革への関与という意味でも大きな注目を集めています。また、堀江貴文氏との関係も深まっており、今後のフジテレビの経営に影響を与える可能性があります。

 

フジ・メディアHDの今後の動向、そしてレオスと堀江氏の関係性の変化に引き続き注目していきましょう。

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