#278 「星野リゾート・リート投資法人の業績分析:観光復活を追い風に成長するREIT」

星野リゾート・リート投資法人証券コード:3287)は、星野リゾートがスポンサーを務める日本の不動産投資信託J-REIT)であり、主にホテルや旅館などの宿泊施設への投資を行っています。

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2024年10月期(第23期)決算概要

• 営業収益:74億9,600万円(前年同期比12.4%増)

• 営業利益:34億8,500万円(同22.4%増)

• 経常利益:27億3,500万円(同18.6%増)

当期純利益:27億3,400万円(同16.9%増)

• 1口当たり分配金:4,609円(同1.9%増)

 

これらの増収増益は、新規物件の取得や既存物件の変動賃料の増加が主な要因とされています。

 

ポートフォリオの状況

 

2024年10月期末時点で、同リートは69物件を保有し、総資産額は2,488億5,500万円に達しています。

また、自己資本比率は58.2%と、安定した財務基盤を維持しています。

 

株価の推移

 

2025年1月10日時点での終値は211,800円で、前日比1.40%減少しています。

過去1年間の最高値は290,500円(2024年3月28日)、最安値は211,600円(2025年1月10日)となっています。

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今後の見通し

 

同リートは、中期目標として資産規模3,000億円、星野リゾートグループ運営物件の投資比率50%超を掲げています。

労働力不足の課題に対しては、短期スタッフの雇用や運営方法の見直しを進めており、2025年10月期以降の業績への反映が期待されています。

 

まとめ

 

星野リゾート・リート投資法人は、堅調な業績と安定した財務基盤を維持しつつ、積極的な投資戦略を展開しています。

観光産業の回復や新規物件の取得により、今後も安定した分配金の提供が期待されます。

一方で、労働力不足などの課題にも適切に対応しており、持続的な成長が見込まれます。

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