子どもの将来の教育費を考え、2011年から学資保険に入っていました。毎月7,500円を積み立てて、元本180万円に対して2029年に185万円ほど返ってくるプランです。当時は「少しでも増えるならお得だし、安全だから」と思って契約しました。でも、今になって正直「投資しておけば良かった」と後悔しています。
なぜそう思うのか?具体的な数字を元に振り返ってみたいと思います。
学資保険 vs. S&P 500の比較
学資保険では、元本180万円が18年かけて185万円になります。年利換算するとわずか0.15%程度。この当時は「確実に増える」という安心感が重要だったのですが、今考えるとそれだけでは不十分だったと感じます。
一方で、同じ額をS&P 500に投資していた場合のシミュレーション結果がこちらです。
• 毎月の積立額:7,500円
• 積立期間:2011年から2029年までの18年間
• 想定リターン:年平均10%(S&P 500の過去実績を参考)
その結果、2029年には元本171万円に対して約481万円になっていた計算になります。同じ元本で約3倍近くの差が出るわけです。
なぜ学資保険ではなく投資を選ぶべきだったのか
1. リスクとリターンの認識不足
当時の私は「投資はリスクが高い」と漠然と思い込んでいました。でも、長期投資ではそのリスクがかなり軽減されるということを知りませんでした。特にS&P 500のような広範な株式市場への投資なら、長期で見れば比較的安定して成長してきた実績があります。
2. インフレへの対応
学資保険の年利0.15%程度では、インフレに対応することすらできません。物価が上がる中で実質的な価値が目減りする可能性を考えると、学資保険の「安全性」も相対的には薄いものだったと思います。
3. 投資の知識不足
当時の私には投資の知識がほとんどありませんでした。「学資保険なら間違いない」という思い込みで、他の選択肢を考えることすらしなかったのが正直なところです。もう少し投資について調べたり、少額からでも試していれば、もっと良い選択ができたかもしれません。
学んだこととこれからの行動
この経験から得た最大の教訓は、「お金の運用方法をもっと勉強するべきだった」ということです。今ではNISAやiDeCoといった制度を活用し、子どもの教育費や老後資金のためにコツコツ投資を始めています。
もちろん、学資保険にも「元本割れのリスクがない」というメリットがあります。ですが、長期的な視点で考えた場合、投資の方がはるかに効率的で、子どもの将来にもより多くの資金を準備できると感じています。
これから教育費や将来の資産形成を考えている方には、ぜひ一度、投資の可能性を検討してみてほしいと思います。今の時代、情報も手段もたくさんあります。私のように「今更ながら後悔」ということがないよう、早めの行動をおすすめします!
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